Galaxy Watch3 45mmが実に良い!

2021年6月27日レビュー, 物欲フツフツ

さて、前回にも書いたとおり、Galaxy Tab S7+を買ったときのキャンペーンで実質Galaxy Watch3が手に入った。

もともとWearableとしてはGoogleが提供するWearOSを搭載するMont BlancのSummit 2を使っていたのだが、これが10万円もするくせに結構微妙だった。デザインはさすがMont Blancということで洗練はされていたものの、結局WearOSにおいては1年間大したアップデートもなく、Googleもあんまりやる気ないんだろうなあと思う始末。まあ中身は2万円で買えるWearOSのものと変わらないので、その差額の8万円はブランド料とデザイン料なんだけどさ。ざっとイケていなかったことをまとめると、、、

  • ソフトウェア面でWearOSがイケていなかったこと
    • アクティビティトラッカーを自動検知する場合、スマホ上のGoogle Fitでやっているので、時計側のセンサーが感知しての自動起動ではできない
    • 電池のもちがとにかく悪く、最悪1日もたないこともあった
    • フリーズも数か月に1度ぐらいは経験
  • ハード面でSummit 2がイケていなかったこと
    • 充電が金属端子であったため、ちょっとでもずれると充電されない→朝になって気づく

とはいえ、個人的にWearableに求めていたのは「スマホの通知」および「必要に応じてWearableから通知に反応する」という至極シンプルなものでしかなく、Activity Trackingもまあ自動ではないなら別にいいや、、と思っていたがゆえに、Summit2をわざわざ手放すことは正直考えていなかった。

だがしかし!

今回は強制的にその後継となるGalaxy Watch3が手に入ったことにより、まずはSummit2を手放すかどうかを判断する前にGalaxy Watch3を数週間試してみた。

Galaxy Watch3。デザインはシンプルでよい。

デザインは普通。回転式ベゼルと、2つのボタン(下がホーム、上のが戻る)でリューズはない。

なので選択するボタンではなく、タッチのみ。

ちなみにサイズはもう一回り小さい42mmというのがあるのだけど、電池が小さかったりするのでメンズならこの45mmを買ったほうがいいと思う。

Andoridとペアリングして使うためには、Galaxy Wearableという専用アプリをインストールする必要があり、そこで各種設定からGalaxy Watch3の情報なども確認できる。ほとんどのことはGalaxy Watch3でも直接できるが、一部スマホのアプリからしかできない機能などもある(たとえばSamsung Payの登録とか)。この辺はGoogleもGoogle Wearという専用アプリがあるので同じような立ち位置。

専用充電器。

さて、充電に関してだが、Galaxy Watch3で気に入ったのがこの非接触式の充電器。マグネットでパチっとくっつくのだが、向きもないし非常に簡単。Summit2は充電端子型だったのでそれと比べると雲泥の差ですわ。何度、朝起きたら充電されていないことに苦しんできたか。。。

夜9時時点での充電状況。朝8時ぐらいからつけていて、まだ半分は残っている。夜はそんな動きがないので実際には1.5日ぐらいは持つイメージ。

電池に関してだけど、これはどのWearableもそうだと重いけど、電池消費はFace次第。つまり常時ディスプレイONにしているのか、そのディスプレイ内容にリアルタイムで変わる要素がどこまであるのかなど(例えば天気を表示していたのなら定期的にサーバアクセスするので電池くう)

現状rakeemが使っているFaceは標準のものなんだけど、それこそ天気表示や、アクティビティトラッカー表記などがあり、そこそこ無駄に電池はくっているんだろうとは思う。さらに常時ディスプレイONにしている。でもそれでも経験上1.5日は余裕でもつので、個人的には全然あり。

充電するスピードは決して速くはないものの(1%に1分弱)、まあそこは普段寝るときに充電しているので気になったことはない。むしろ確実に充電されているだけで、今までとは雲泥の差!

そして万が一電池が切れても、なんとGalaxyのスマホから充電できるPowerShareに対応しているし、精神衛生上はつねに電池のことを心配しなくなったのは本当に◎だった。

 

肝心の自分の用途であるスマホの通知だけど、これは標準で何のエラーなく、すべてのアプリの通知がきたのでよかった。マイナー、メジャーなアプリ関係なく、Android上の通知でできるQuick Response系はほぼ同じことがすべてGalaxy Watch3だけでもできる。つまりメッセージングアプリであれば、定型の返信をすることもGalaxy Watch3だけでできるのだ。

そして個人的に最も重要なのは、会社が個人認証にOktaを使っており、何かしらイントラのアプリをインストールする際にはOktaの認証をする必要がある。スマホに通知がくる二段階認証制なのだけど、毎日何回も使うものだと、地味にスマホに通知来る→スマホをアンロック→通知を探す→承認するって面倒なのよね。なのでWearOSでも重宝していたのが、WearableだけでOktaに認証を承認させることだったのだけど、これがGalaxy Watch3でも同じように使えた。これだとアンロックする手間が省けるのだけど、これが地味なようで毎日やっていると滅茶便利!

Galaxy Watch3単体の機能として音楽ファイルをいれたりもできるので、これだけで走って音楽聞いて、とかできるんだろうけど面倒なのでそこまではやらないかな。

なので「スマホの通知」「スマホからアプリへのアクション」という二点においてはあっさりWearOSと同等のことを実現し、さらには充電などでストレスフリーになるのであれば、Galaxy Watch3に乗り換えない理由がない。さらに便利というか、すげえなあと思ったのが、コロナが始まって定期的に家の近所を散歩して運動するようにしているのだけど、そういうのをきちんと自動で認識してくれるんだよね。歩いたときはWalkingとして、チャリで運動したときはCyclingとして、GPSをオフにしているにも関わらず、速度やジャイロなどで正しく運動を認識してくれるボーナス付き!GoogleFitでも試したけど、結構hit or missだったので全然アテにできてなかったのが、こいつはほぼ毎回確実に正確に言い当ててくれる。

というわけで!あっさりSummit2は売却すること決めた!!wwww。

Summit2の購入時は$1000ほど。実際にはなかなか中古で見かけたことない。なので売るにあたってはメルカリとEbayで強気の$400スタートにしたのだけど、メルカリは乞食みたいのが割り引いてこいというのばかりでさすがに$400は厳しいかなあ、と思っていたところ、ebayの入札がどんどんあがっていき最終的にはなんと$660で売れた!!いえーい!実際1年以上つかってきたので、差額は$400いかない程度。その間にMont Blancの所有欲を満たし、WearOSの良し悪しも分かったので、十分によいお買い物でした。

WearOSがくそすぎるのは知っていて、Galaxy Watch3の評判が高かったのは知っていつつも、わざわざ能動的に乗り換えることはないと思っていたのだが、今回のようなきっかけができて乗り換えたのは本当によかった。

これでスマホ、タブレット、WearableとほぼすべてがSamsung製に。。。まさかここまで魂を売るとは思っていなかったけど、どっぷりSamsungのエコシステムにはまってきた感じですわ。この辺のエコシステムについてはこの20年のガジェットの進化を見ていると、本当に思うことがあるので、その辺もいずれ考えをまとめて書いてみようと思う。

ではでわー